「ドイツ式エネルギーBプラン」のご提供を開始
投稿日:2012-11-14
「区画割り」「建物配置」を変えるだけで、住宅のエネルギーコストは大きく変わる!
ドイツ・エコセンターNRW社と業務提携。
日本では、当社が「エネルギーBプラン」を独占提供。
環境先進国、ドイツでは土地開発を行う場合、まず「Fプラン(土地利用計画)」というものを立案します。これは、市や町単位で住宅地や工業地、商業地をどこに、どれくらいの大きさで造るか定めた街の未来設計図です。
その次に住宅地ごとに決定するのが「Bプラン【Bebauung】(地区詳細計画)」なのです。Bプランでは、道路や公園など詳細レイアウトの他に、建物の高さや色、植栽の位置を詳細に決定していきます。
当社は、事前にさまざまなデータに基づいて住宅地を最適化する「Bプラン」の思想にインスピレーションを感じ、住宅地のエネルギーの最適化を行う「エネルギーBプラン」という名称のシミュレーションサービスを開発いたしました。
建物の断熱性能や気密性能もさることながら、「建物を敷地内にどのようにレイアウトする」かという点も住宅の省エネルギー化には大切な要素となっているのです。
しかし、日本では建物の省エネ性能や設備機器にはこだわるが、住宅地全体を省エネの視点からレイアウト・区画割りするケースは極めて稀と言えます。周辺環境や建物がどちらの方角に向いているかによって、その住宅内で使用するエネルギー量が数十%も異なる場合があるのです。
当社では皆様が開発中の住宅地を、エネルギーの観点からシミュレーションをして、それぞれの住宅で消費されるであろうエネルギーを抑えるにはどのような「区画割」「レイアウト」にすべきかを、アドバイスいたします。そのサービスが「エネルギーBプラン」なのです。
3.11以降、省エネルギーが叫ばれている今だからこそ、「ドイツ式のエネルギーBプラン」はエンドユーザーから注目される仕組みだと考えております。
ドイツ式「エネルギーBプラン」のメリット
- 北道路の売りにくい土地が売りやすくなる。
- どの土地も「日当たり良好」で価値が上がる。
- 竣工前に売れる。手離れが良い。
- 環境先進国ドイツをブランディングに活用できる。
ドイツ式「エネルギーBプラン」活用の手順
対象:5区画以上の分譲地を計画中の不動産デベロッパー様、戸建分譲会社様
サービス:エネルギー的視点による最適な「区画割」「建物レイアウト」のシミュレーションアドバイス
手順:
①周辺環境調査(調査対象の住宅地の周辺の建物の高さ、電柱の位置などを調査します)
②対象住宅地調査(調査対象の住宅地内に建築予定の建物の高さ、屋根形状、軒の長さなどのデータを収集します)
③エネルギーシミュレーション
④アドバイスレポート提出(シミュレーションの結果を受けて、最適化された住宅地の区画割、レイアウトのアドバイスレポートを提出します)
エコセンターNRWとは?
エコセンターNRW(ドイツ ハム市)は1992年に、ノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州政府により、エ コロジカル建築の先駆者として建築業界を支援する目的で設立、2000年初頭には完全に民営化されました。建築家やエンジニアに対し、「建物の省エネ化」、「持続可能な建築物作り」、「身体に優しい室内空間づくり」、「カビ・湿害防止」といったテーマを元に、国家資格、公的資格取得のための人材育成講座を行っております。また、コンサルティング、プランニング業務としては、公共・商業施設の低燃費コンセプト、省エネリフォーム、エネルギーパス、環境負荷の少ないまちづくりをテーマとしております。