中谷てつろうの「ミュンヘンBAU2015」レポート 〜其のに〜

中谷てつろうのBAU2015 ゆるばうレポート 〜其のに〜
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木質系建材ブースを眺めていると3つのトレンドが見えてきました。

 

1、アンティーク、エイジングデザインの商品が多い!!

 

2、高層建築に使える木質構造材の出展が多い!!

 

3、木質断熱材の出展企業が多い!!

 

 

【1、アンティーク、エイジングデザインの商品が多い!!】

 

フローリング、内装建具なんかの内装材は、アンティークっぽい加工、エイジングぽい加工を施したものが結構多かったですね。

シンプルなものより、ややクドイかな〜、けどおしゃれっかな〜って感じの商品。

 

中でも「HAFRO」とか「mFLORE」ってメーカーが光ってたかな。(すみません、もしかしたら社名じゃないかも)

木質系と並んで、今年のトレンドとして「竹」に注目。新しい素材として床材、デッキ材のような商品を

展示している会社がちらほら。ドイツには竹は生えてないので、中国かどこかで作ってるんじゃないかとのこと。

 

 

【2、高層建築に使える木質構造材の出展が多い!!】

石造やレンガなどに比べ製造過程での省エネや炭素固定できるメリットから持続可能な建材として木材を多方面に

活用しようという気運が高まってるみたい。

 

その代表格がこの2つ。1つがCLTと呼ばれるよう高層建築にも利用できる木質構造材。

写真のように、かなり自由な設計を実現してるみたい。

 

注目企業は「RUBNER」。建築物はもちろん、でっかいドーム(何か不明)とかタワーまで建築実績があるみたい。

日本もCLTの普及を目指しているみたいですが、この施行件数の多さは、参考必至!

 

 

【3、木質断熱材の出展企業が多い!!】

 

とにかくいろんなタイプの木質断熱材メーカーが出展してます。近年ドイツの断熱市場において

木質断熱材のシェアは10%を越えてきているようで、ますます注目ですね。

 

価格が高いのが、タマにキズ。国内最大手メーカーと言っていいのが、「GUTEX」。

 

柔らかいものから硬質のもの、いろいろな種類がなるんでね〜。